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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

3348万理久利:2014/07/06(日) 15:17:03
動物研究家/写真家
生き物の生態を追い続けることに人生をかけた人達がいます。寄生虫、ミジンコ、クラゲ、
ライオン、白熊、ペンギン、鳥、絶滅種まで対象は様々です。

京都大学霊長類研究所の取り組みには昔から興味がありました。その中でも山極寿一氏の
ゴリラ研究に惹かれています。『森の巨人』をはじめとする彼の著書や科学雑誌に寄稿し
た記事、そして時々テレビ番組を目にしてきました。ゴリラの行動を追い続ける彼の目は、
科学者らしい好奇心や分析力と同時にひたすら優しさに溢れていることに気付きます。
これは他の動物学者、動物写真家にも言えます。

生き物の中で一番奇々怪々なのは「人類」なのかもしれません。山極氏がゴリラやニホン
ザルを選んだのもヒトに近い動物を観察することによって、人間を観察していたのだとも
思います。人間の赤ちゃんや言葉を覚えたばかりの子供を観察するのも同じ意味で面白い
のですが、言葉や文字を持たない、ヒトに近いゴリラはそれだけに「裸」の人間を観察す
ることになりそうです。もの言わぬ一匹を観察する、集団を観察する、行動や表情を観察
し、その中からヒトと共通するもの、異なるものを引き出すことによって間接的にヒトを
観察しているようにも見えます。

一つの生き物を見続けていくことによって、見えてくるもの、新しい発見があるような気
がします。言葉を操る人間ですが、その使い方や表現から、その中から読み取れる行動か
ら、言葉による目眩ましに合うことはあっても、冷静な観察によって浮かび上がってくる
ヒトの生態があるようにも思います。ヒトも所詮自然の中の一動物です。
生き物を飼って観察することはこれまで殆どありませんでしたが、ヒトだけは物心ついた
ときからずっと観察し続けています。飽きません。






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