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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

3140万理久利:2014/03/17(月) 08:25:43
「心情風景 そしてその先」評
「ものを見るということ」という題で某氏が以前とりあげていましたが、奇しくもこの作
品もまた「見るとはなんだろう」こんな言葉から始まります。(何故かここには科学少年
が多い)。著者の「なぜ、なんで、どうして」の疑問が常に湧き出る威力は衰えないよう
です。しかもその疑問を解くために実験も厭いません。まさしく万年科学少年の姿です。
 浮かび上がった疑問をひとつひとつ論理立てて考えていくのも科学少年の特徴です。
論理的に、客観的に疑問を解き明かしていく、過程における問題点にもひとつひとつ解決
して先に進む、その為の基礎的な決めごとをきっちりと身に付けるのです。(パスカルの
「幾何学的精神」が教本の典型のようです)。

 「見たいように見るのであればどこまでさかのぼっても客観的事実、すなわち真実をみ
ることはできない」、これは科学する著者にとってはのっぴきならない気づきであります。
そこで著者は、「見たいように見る」のを回避できる方法に触れた書籍を思い出し基本に
もどるのです。 ではその書籍とは…。上に揚げたようにギリシャからはじまる主に西洋
の学者達が書き残してきたものです。
 著者は「幾何学的精神」をもって見るということ、(人が)見えたものを分析していき
ます。そして出会ったものが「東洋におけるとらえ方」なのです。
「物」「形」「人類の優性」中心の西洋と「心」「自然(宇宙)」中心の東洋のイメージ
が評者にはありましたが、この作品は西洋、東洋の優劣を指摘するわけでもなく、双方を
飲み込むような形での展開になっています。
評者も思わず素直に受け止めてしまえるような展開でした。
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