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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

2809長岡曉生 :2013/08/01(木) 00:53:19
無限回廊第十二回 評のお礼の2
◆万理さん(評1)
★他方バトンを受けた担当者はさそや苦労することだろう
この苦労は、まあお互い様ですね。
★登場人物の二人の子の遠い過去は、古代中国の世界に生きた季札と七娘
季札は実像、七娘は虚像ですが、この兄妹二人組は、αに参加するずっと前から音楽に関係
する登場人物として暖めてきた二人組です。
★十の化身や徧処観等、聞き慣れない言葉がたくさん出てきて少々その理解に戸惑う
済みません。明らかに詰め込みすぎでした。
★いつどこでどのようにしてこんなギャグのセンスを身に付けたのだろうか。
要するに、私が生まれつき冗談好きだったのです。

◆万理さん(評2)
★ザインの登場は今回の中で一番驚かされた・・・ここで科学と非科学が繋がっていく
そう、元々ザインはアラム世界の大魔神ですから、過去と現在を繋げる時間旅行や、科学と
未科学(ここでは非科学とは呼びません)を繋げる占い・予言は得意技なんですよ。
★どんな楽器が使われたのだろうか。弦楽器、笛、踊りもついたのだろうか。
踊りは、大抵の場合ついていたでしょう。
以下、岩波新書「中国の音楽世界」を参考に、古代の楽器について調べてみました。
・笛
 考古学的には、今から七千年前の新石器時代に属する長江下流の浙江省河姆渡(かぼと)
遺跡から、1・2箇または2・3箇の穴を空けた鳥の骨を用いた笛が発見されています。
 呂氏春秋中の黄帝伝説によると、伝説の楽士伶倫(れいりん)は、崑崙山から飛んで来た
鳳凰の音色に合わせて、十二の音律を持つ律管を竹笛で作ったとあるので、竹笛は割と早く
から存在していたでしょう。縦笛(管)・横笛ともに存在して居たようです。笛・管ともに
竹冠を持つので、文字が存在していた殷代の笛は、竹製が主流だったのでしょう。
・太鼓
 山海(せんがい)経の伝説によると、黄帝は怪獣の皮を張った太鼓を作ったとされますが
その太鼓の胴がなんで出来ていたかは判りません。
漢代に出来た礼記には土鼓という記述があるので、陶土を焼いた胴の太鼓はあった筈です。
この土鼓は、現代のパンフルートに良く似た構造の葦笛と一緒に、神に聞かせる歌の伴奏と
して十二月の祭りに演奏されたようです。
青銅製の銅鼓は、時代的には、上述の太鼓よりも先に出て来た可能性が有ります。銅鼓は、
鼓面も青銅で出来ていますが、青銅器時代の遺跡から数多く発掘されています。
・壎(けん=つちぶえ)
 いまでいうオカリナです。最古の壎は石製で、新石器時代には陶製に変わりました。
西安市出土の六千年前の壎は、穴を押さえることで短三度の音程を出せました。また河南省
出土の殷代末期の五孔の陶壎は、六音を出せる構造でした。
・楽(手鈴)
 楽の基本義は、巫女がこれを鳴らして踊り、降臨した神を楽しませる古代の手鈴でした。
[楽]字に、音楽と楽しむという両義があるのは、このためです。この[楽]器の原型は、
日本のお神楽の手鈴に良く保たれています。
・編鐘(へんしょう)ほか
 西暦1977年に湖北省の隋県で、春秋時代の曾侯であった乙と言う人物の墓が見つかり
その中から多数の楽器が発掘されました。この時に発掘された楽器の名前は、次の通りです。
簫(しょう:縦笛)・鼓・笙(しょう)・瑟(琴の一種で二十五弦)・編鐘・磬(けい)
 この春秋時代は、丁度季札の生存次期と重なるので、ここで出土した楽器を見れば、季札
当時の音楽の演奏に、笛・太鼓・弦楽器・鐘などの豊かな楽器が用いられたことが解ります。

注? 笙(しょう)は、雅楽で用いる楽器。吹き口を横に付けた匏(ふくべ)の上に17本
の竹管を丸く並べ、それぞれの管の孔を指で閉じながら吹き口から息を出し入れし、十五本
の竹管下部のリードを振動させて音を出す。パイプオルガンの原型と言われる。
注? 鐘(しょう)は、新石器時代には陶で、殷代以降は青銅で作られた扁平の釣り鐘。
ある音程を出すために複数の鐘を組会わせたものを徧鐘(へんしょう)という。その形状を
扁平とした目的は、第一に演奏可能とするために余韻を短くすること、第二に正面・側面の
いずれを打つかによって低音・高音のいずれかを得ることである。低音と高音の差は、鐘に
よって二度・短三度・長三度のいずれかとなる。
 曾侯乙の墓から見つかった編鐘(へんしょう)は、総重量が3.5トンの65箇の鐘から
成っており、全体では5オクターブ半の音域を、7音音階で出せるものであったが、中央の
3オクターブ部分では、十二律と呼ばれる12の半音が全て揃っていた。なお、この編鐘の
5オクターブ半の音域とは、ピアノの音域の両端を、1オクターブずつ狭めたものである。
注? 磬(けい)は、石で出来た打楽器

★楚辞大司命から引用した詩は、絵と相俟ってとても効果的で美しかった。
万理さん、挿絵を描いて呉れて有り難う。楚辞・詩経などの古代の詩は技巧に偏ることなく
素朴で美しい響きを持っています。その点、我が万葉集に似ています。
★ザイン(ヌー・ボー)は、過去のアラム世界の窮状を救うべく知恵を授けてしまう
こうなることは、ザインがバードによって葡萄酒の瓶から救い出された時に予測されていた
ことなんです。本当です。  (ホントに、ホントかな?)
★瞬間移動と徧処観
ここでは、徧処観という意識の操作によって瞬間移動が出来ると見なしました。
実は、各種徧処観の基礎となるのは、マンダラと呼ばれる円形の瞑想対象です。また瞑想中
には、そのマンダラに特有な対象への呼びかけを行ないます。
つまり、上座佛教時代から既に知られていたこの徧処観には、密教の修法に必須な二要素を
含んでいたのです。
??????おわり
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