したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

2801長岡曉生 :2013/07/28(日) 01:28:16
家族の風景 第四回:評の2
大震災後の東電社員の二つの家庭、及び両家の息子たちと同級の娘を持つ普通の家庭の家族
一人一人のその後はどうなって行くのか。作者は震災処理問題を中心におき、世相を交えて
巧みに叙述していく。

【近くて遠い父と息子】:山田家
 二人兄弟の兄の誠は、志望大学への入学を取りやめ、異国での不安定な音楽修行の生活を
選んだ。誠がこの選択をした真の理由は、震災処理に振り回される父親肇への反発にあるの
か、或いはあの震災がなくとも、所詮はこうなったのか、各地住民の種々の意見を採り上げ
つつ含みを持たせた展開である。誠のこの選択については、作者はお客様ご意見箱へのある
メールを見た父親肇の感想を一つのヒントとして提出している。
 中学生となった弟の亘は、東京から離れた秩父の家で母親の則子と二人で野菜畑の作業を
楽しむ身である。旧友二人と共に東京の○電社宅跡地を訪ねたのは、震災の影響の大きさを
示している。その一方では、亘の趣味のNゲージ鉄道模型は、兄誠が修行中の音楽と異なり
将来の生活の糧としての意味は無く、年齢相応の気楽な生活を示しているのであろう。
3506






掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板