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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

2713万理久利:2013/05/23(木) 16:02:11
庭の景色
このところリビングから眺める庭に明るい花の色が見えなくなった。
貧乏草も長実雛芥子も盛りを過ぎたようだ。
ベランダに出て下を見ると白い蕾をたくさんつけていたどくだみがあたり一面一斉に開き
始めていた。
サンダルに履き替えて座敷から外に出てた。小さな真っ赤な苺のようなものがアイビーの
葉っぱの隙間からぽつんぽつんと見える。薄紫色の小さなレンゲソウのようなものも顔を
だしている。角にあるツツジの木も紅い花をつけていた。

どくだみはその名前も匂いもどこか陰気なイメージがある。昔実家のトイレが水洗式にな
る前、くみ取り蓋のあたりにこのどくだみが咲いていたのを覚えている。沈丁花とともに
どうも印象が悪い。
どくだみは「毒痛み」「毒矯み」「毒溜め」、とも表されるそうで毒のオンパレードだが、
むしろ毒をやつける草で、こんな名前を付けられてさぞや悔しがっていることだろう。
花言葉は「白い追憶」とある。
それでもこの草はおこっているだろう。

いつだったか、この季節に遊びに来た兄がこのどくだみの花を摘んで小さなガラスのコッ
プにさしたことがある。「綺麗だろ」と言って、飾り気のまったくない部屋のテーブル
に置いた。

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