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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

2651キメラ17号:2013/04/07(日) 11:07:28
感情移入と情動伝染
 昨日の合評御礼投稿で興味深い記述があった。
作品を読むときの姿勢に関係がありそうだ。感情移入という言葉には、積極的その方向に
向けて読むというニュアンスがある。読み方には人それぞれの形、癖があるだろうし、作
品内容の好き嫌いによって入れ込み具合も異なってくる。移入しろ、などとは決して言え
ない問題だ。
 ところが感情移入が高じて著者になったつもりの人も時々目にする。始めはそれなりの
共感があったのだろうが、著者の記した言葉をそのまま自分の言葉として使い始めてしま
うのだ。その人になった“つもり”になる。これは自分の魂を売ることに近い。
 情動伝染、これは前者と異なり受身の状態だ。回りの異常な偏った雰囲気、考え、に次
第に染まっていくのだ。本がベストセラーとなり世間を騒がせる時や、マスコミが政党や
政治家個人、その他有名人、企業、団体等を連日批難し続ける時などには、一時的にでも
こんな現象が起きる。
 読み手としては、対象が創作作品にせよ、随想にせよ、書評にせよ、書き手個人の考え
や言葉に触れたい。作品をひたすらなぞったり、その作品に対する他人の言葉を紛らわし
く組み入れてあたかも書き手自身のものと区分けがつかないようなものは魅力がない。
 書き手としては、そんな文章を見ていて、十分気をつけようと思う。一種プライドの問
題だ。
 評を受ける作者の立場としては、宣伝してくれていることに感謝する人もいるのだろう
が、ただ今後の出筆にはあまり参考にならない書評と感じるだろう。






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