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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

264長岡曉生:2010/05/31(月) 00:19:11
人の像をした美しい青い地球:合評1
 今回、アルファ第23号が創刊号と同じ縦書きに復帰したのは、実は神野さんのたっての要望による。
第20号の出版の際、いつも原稿の割り付けを担当していた私は、横書き冊子中に縦書きページを姿良く
嵌め込むことに手こずって結局断念した経験があり、今回も不安を抱えながらの縦書き変換であったが、
案ずるより産むが易しで、横書き全体を縦書きに変換することは思ったより簡単であった。
(勿論、数字や特殊記号の変換にはそれなりの工夫が要ったが)
 出来上がった冊子を実際に手に取ってみると、縦書きの日本語が如何に読みやすいものか、しみじみと
実感できる。
 と、前置きはこれくらいにして、神野さんの今作品の何と読みやすいこと。
頭をひねらずに評が出来るのは、大変にありがたい。

《スプートニク》
★筆者の感性
ソ連の人工衛星スプートニクが撮影した地球の写真。
これを見た作者は、青く美しい、と表現する。
青いのは海の色、ガガーリンが花嫁のベールと表現したこの色を、著者は命の色と直感する。
また、この地球の写真をみたときの感性が独特である。
著者は、「羊が真白のまま地上からこころのままに跳ね上がって来る」と表現している。
しかし、それだけではない。
著者が感動したのは、青という色だけではない。まぶしい光も作用しているはずである。
いや、光そのもの、それも人間が物質などではなく光であると想定する。
そこで生まれる美しさは「汚れていない」ことだという。
 ここで読者は、気づくべきである。
著者はいつの間にか、見る対象の美しさの考察から、対象を見る人間の美しさの考察へと何の違和感も
なく遷っている。
これはこの時の著者が、見分(見る主体)と相分(見られる客体)の境界が無くなった観察の境地に達
していたことを表わす証拠だと思う。
   以下、次回に続く




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