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2636「家族の風景」の著者:2013/03/29(金) 12:26:00
現代の子供と「人」を表現すること
 赤松氏から率直な疑問が二つあがっていました。
指摘されてみると、自分自身でも書き進めながらよぎった点でもあります。

登場人物(今の子供)がお利口さんすぎる、そのように感じられたようです。持って生ま
れた個人の性格と回りの環境によってある種「作られた性格」両方考えられますが、基本
的には時代や育った場所、環境の変化とは関係なく、大人への予備軍として大人がそうで
あるように、子供も悪の部分や善の部分、やっかみ、ひがみ、自己顕示欲のようなものは
今も昔も変わらず同じように持ち合わせているように思います。
ここでは、登場人物がたまたまお利口さんのように振る舞った(見えた)時期が重なった
のかもしれません。

漱石の人物描写例を挙げていただきましたが、確かに描かれた人物が直接的な表現ではな
くちょっとしたこと、仕草や言葉、服などが読み手の想像力を引き立て、より鮮明に浮か
び上がってきます。これは作家漱石が磨き上げた表現の技なのでしょうが、彼自身の人間
を観察する方法だったのかと思います。みな似た作業をするのですが、つい表現するとな
ると安直な形容詞を貼り付けて結論づけてしまいがちです。彼は観察眼だけで勝負し、余
計な結論はつけないところで止めておくのです。参考にしていきたいと思いました。

 長岡氏は三家族、そしてその子供達についてまとめてくれました。こんな評の入れ方も
面白い。三家族を毎回とりあげ、登場人物も多くなります。家族の、そして個々の登場人
物の個性が今一つ明確になっていないとの感想もありましたが、このまとめは筆者の力の
無さの現れでもあるようです。人数が多くて毎回家族構成表を見ながら名前の確認を著者
自身するくらいです。読者にとってはもっと不鮮明になってしまうのでしょう。
氏が最後に指摘している、「毅」と「亘」の入れ間違い、そのとおりです。誤記でした。
ご指摘ありがとうございます。

次なる第四回もまた、課題てんこもりの創作となりそうです。

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