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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

2594万理久利:2013/03/10(日) 20:35:34
肥と筑 第二十四回 評の2
【コーヒーブレイク:息吹】
著者はここでテーマ「息吹」を前半のタタラ製鉄に必要な「風」につなげて話を進めます。
この節、コーヒーブレイクは、評者にとっては「息抜き」の時間でもあります。初めての、
あるいは聞き慣れない言葉、漢字、地名、神様の名の連続でへとへとになるからです。

タッタラターとばかりにタタラの臭いがする地名、神社名が出てきます。
佐賀〔太良町〕、奈良〔龍田大社〕そしてそこを吹く風、息吹。
そこに福岡〔柳川〕の白秋の「風吹く〜」の詩を出してくるところは計算ずくなのか、そ
れとも必然でしょうか。双方かと思われます。

息吹(呼気)を赤ちゃんの産声に象徴される生命の誕生とする東洋、それに対して終末を
示すものとする西洋、こんな指摘もしています。考えてもみませんでした。
そう言えば三年前、母の最期は目を大きく開いて私の顔を見てフーッと息を吐き出しまし
た。吸気ではなく呼気でした。何を吐き出したのかなどと今考えています。

印欧語の風と息吹の考察も面白かった。ギリシャ語PNEUMAから出発してラテン語SPIRITUSに。
この「SPR」からフランス語ESPRIT、英語SPIRIT、SPRTE。さらにexpire/inspire/
expriration/ inspirationへと。どれも呼吸、心の動き、霊感、始まりと終わりにつなが
っていきます。
漢字のつくりだけかと思いきや、こんな分析もするのには頭がさがります。
漢字、アルファベット、ともに表記の中にたくさんのなりたちや意味が含まれていること
を知ることができます。
     息吹とタタラにつづく
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