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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ
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山荘便り-20130108
最低気温も−10°の日にもなる季節になった。ところが本郷に住んでいた時と比べて随分寒い
だろうと思われるのだが、下着ととっくりセーターと薄手のダウンジャケットの三枚のままで
過ごしているのである。「ここら辺は−20°になるよ」とばかりに山荘を建てるときの職人さ
ん達にさんざん脅かされていたので、当然零下の世界が相当に過酷なものだとばかり想像して
いた。しかしこれも慣れなのか、現に民家もあるわけだからいざ住んでみると死ぬほどのこと
もないことが判った。
雪の日は朝早く起きて山道を散策する。誰もいない、新雪を踏みしめるキュッキュッという自
分の足音以外は無音の林の中の時間を独り占め出来るのは幸せだ。
そしてそこにはいろいろの動物の足跡を見つけ、これは何だろう、猪かウサギ、鹿、猿、
栗鼠、モモンガ、貂かと思いを巡らせて推し量るのは実に楽しいことである。しかし足跡の大
きさ、形態、歩幅の間隔を見て、自分の中で想像している動物の足跡と一致しない故に、それ
らの実態はまだ解明出来ていないのである。このまえ台所の地窓に両手を着け、中をのぞき込
んでいた黄色の毛をした貂の姿は愛嬌があって可愛く、もう一度その姿を見たいと思った。
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