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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

2323万理久利:2012/08/13(月) 10:18:40
「天切り松 闇がたり」
遅い夕食をとっているときにBSチャネルで邦画が流れていました。
なんとなく気になって右上のタイトルを見ると浅田次郎の名、そうそう
これは駐在中に日本人倶楽部の図書館で読みあさった浅田作品の中にあ
った題名だと思い出しました。
うっすらと覚えているものです。プリンズンホテルからの一連の、人情、
任侠、ユーモア、ペーソス、と淡い恋心満載です。
浅田いわく、「小説の大衆食堂」。

これは本当のプリズンが舞台です。牢獄で自分の過去を若い囚人たちに、
毎晩語る構成となっています。今では中国を題材にした歴史物に挑戦して
いるようですが、この初期の一連の作品はなかなか面白い。少なくとも他
の小説より当時は惹き付けらたものです。自衛隊も経験したという、頭が
どでかい浅田次郎、書くことには大分しぶとそうで、それなりの作品を残
していると思います。自衛隊の幹部で終わらせるにはもったいない、書く
センスをもった人です。要するに私は彼のファーンなのです。

伝説の大泥棒、痛快な江戸弁、いきな立ち振る舞い、主人公の魅力がたっ
ぷりでした。大正の男の中の男といったところです。
小説を読んだ時の想像は、小さくて、痩せた人物でしたが、中村勘九郎
(現勘三郎)演じる村田松蔵こと「天切り松」は小太りではありましたが
なかなかのはまり役でした。

おおかたの筋を思い出し、中途でテレビを消しました。






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