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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

2122長岡曉生:2012/04/08(日) 23:18:52
冥界から覗く:評
★第五話
風呂を切り口に、現界・冥界・地球規模それぞれの視点の記述からなっている。
現界では風呂の湯の温もりの感触、冥界からは専ら風呂場の音への反応、地球規模ではやは
り音への連想が主となっている。

★第六話
切り口は、人の二足歩行である。
現界では二足歩行の危うさが強調され、冥界からはその危うさにも拘わらず人に歩けること
を与えてくれた進化の凄さへの感動、地球規模では人ではなく昆虫の身に置き換えた進化へ
の連想から構成されている。

★第八話
切り口は、人との触れ合いである。
冥界の身が、現界における有り触れた人との触れ合いを眼前で経験し、その複雑さに感動し、
知らず知らずの内に、かつて現界で自らが経験した鈍感な反応を反省している。
この第八話の場合の地球規模の視点は、飛躍を伴っており、如何に解釈すべきか難解である。

★冥界とは何か
今回のいずれの話においても、冥界からの視点では、かつての現界の生活への反省と、一種
の覚醒を経てやっと得られた現界のすばらしい経験とが一対になっている。
冥界とは、もちろん死後の世界を指す言葉である。
このことから言っても、冥界にいる主人公とは、禅宗にいう大死一番を経験した著者の追体
験なのではないかという思いが、今なお残るのである。

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