したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

2107長岡曉生:2012/04/12(木) 03:58:33
天使ごっこ・悪魔ごっこ(8):評
★秀と晶との再会
秀がインドへ、その後に晶が香港へと日本を離れることによって接触が途絶えていた二人の
久しぶりの再会は、奇しくも同じ病気で入院することで始まった。二人が知らず知らず相手
を思い募った結果が、心の奥底で共鳴・増幅し肉体的変調を来したのであろうか。あるいは
二人とも、是による再会を予感していたのだろうか。不思議な巡り合わせである。

★プロット開始の意外性
冒頭の「最後の面接を終えた秀は」の書き出しは、秀と医者との面接かと思わせたが、実は
秀が臨床心理療法士として受け入れたクライアントとの面接であった、という設定が面白い。
さらに、このクライアントが晶の知り合いから紹介された相手であり、しかもかつての晶と
同じ振る舞いをするという絶妙な緒を成しているのである。

★晶の母の沈黙(?)
秀が、晶の母親の沈黙(?)をクライアントの子同様の症状かも知れないと見立てた部分、
これに先立つ段との脈絡が良く解らない。私が見る限り、前段での母親は晶に対しては寧ろ
饒舌であるように読めるが、夕食の時には本当に緘黙になるのであろうか。

★エリックサティのジムノペディ一番
この曲も確か秀と晶との共有するもので、今まで事に触れ表に出てきた。いい話である。

★晶はいつもどこか一つ不可思議で平常でない何かを置いていくのが好き
ごもっとも。何せ、この主人公は飛ぶことが滅法好きな人だから。
折角だから、私の大好きな[El Condor Pasa]をGeorge Zamfirのパンフルート演奏で
お聴きあれ。飛翔に最適ですよ。
  http://www.youtube.com/watch?v=_MKX2rhpHhU&feature=related

★秀と晶
世俗的には即かず離れずの淡い関係、それでいて深いところで結ばれた二つの魂。
この先、一体どうなるのか。人ごとながら、今後が気になる話である。

★校正漏れ
p65、9行目:晶はそんな積極的、行動的で、決断力のある妻を、・・・・・」の冒頭の晶は
      正しくは、秀ですね。校正漏れでした。

3005




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板