したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

2077赤松次郎:2012/03/18(日) 20:23:23
生麦事件を読んで
「「俺は稲川組だ、云々」と言いがかりをつけられ、これはヤバイと思い新子安駅に停車し
たときに素早く飛び降りて逃げました」という、これから始まる不条理で納得いかない言い
掛かりの物語の始まりを巧みに予感させる書き出しだ。

その前に物語の舞台である「生麦」という名称のいわれをWilipediaで調べて見た。
「江戸幕府二代将軍・徳川秀忠の行列がこの地を通る際、道に水が溜まっており、通行がで
きなかった。そこで、村の人たちが、街道の脇の生麦を刈り取り道に敷き、その上を行列に
通らせた。秀忠は感謝として、この一帯に生麦という地名を与え、村人に漁業を営むに関し
て特別な権利を与えた」と書いてあった。

今、私はWさんから送られてきた「裁判員制度はいらない」という本を読んでいるので、
少々法律のことについて興味を抱いている。その制度もいろいろと憲法上の個人の自由の権
利などに抵触しそうな問題が、根本的に解決されないで施行されているように思える。だか
ら「生麦事件」の刑罰や賠償について少し考えて見た。

その被害者が例えイギリス政府の要人で公務中のことと仮定しても、あまりにも莫大な賠償
金を要求したことには、現代の日本人としても納得いくものではない。もしイギリス本国で
の事件だとすればイギリスの法律でこのような刑罰が課せられるであろうか。
極刑に課せられたとしてもせいぜい殺傷した人物に限られ、国家間の賠償といったものに及
ばないだろう。そこにはやはり国家のメンツの問題というよりも、強大な国の弱小国への法
によらない、公正さやフェアーなものでない「横車を押す行為」に近いものであろう。その
時の日本側の交渉者は、日本での刑罰はかくかくしかじかであるなどといった反論はなされ
なかったのであろうか。それとも阿片戦争に負けた清国の屈辱を思い浮かべたのかも知れな
い。そしてこの作品を読んで、そのへんの内容をもっと詳しく知りたいと思った次第である。

3003






掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板