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2063有志17号:2012/03/13(火) 22:05:49
「青春のあの日」#18 
『ゴッホに会えた青春』   川本達也 (美術部)著


 このタイトルにまず目を惹かれました。逆算してもゴッホは既に死んでるは
ず。まさか海をこえて彼の墓に行ったわけでもないはずです。読んでみたらな
るほどの、この年代、時代の特権的暴挙・快挙が書かれていました。

 美術部黒板の落書き「ゴッホ展を見に京都へ行こう。費用は遠征費(学校負
担)で」から始まったようです。それを見た美術部上級生も同級も女子部員も
みんな舞い上がった。できる、必ずできると本気になったのです。そして落書
きをした本人の美術部部長も舞い上がる。それでも後の段取りは部長には重責
だったようです。生徒会室にまっしぐら、まず会長と談判、そして共に先生た
ちと長き日に亘る集団交渉です。生徒会長を巻き込むところは、順番としては
部長の実に適格な選択であり、その生徒会長もなかなかの役者、いや人格でし
た。会長の「男泣き・号泣」を生みだしたエネルギーは何だったのか。全員の
熱意と弾みに違いありません。

 後半にもう一つ驚くべきことが書かれていました。 勝ち取った引率予定の
新任先生の「めくら判」を懐に部員だけの9人一泊旅行です。先生達の許容力
にも驚きました。まるで青春映画のワン・シーンのようでした。
そう言えば、佐高OBの方には絵をたしなむ方、プロ・アマ問わず多くいるよう
です。そんなこともふと重ねて思い浮かべました。

注)表題横の#数字は、掲示板掲載リンク先「青春のあの日」に掲載され
  ているリストの該当作品の通し番号です。






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