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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

206背泳ぎ好きのかえる:2010/04/30(金) 09:04:11
「鈍色の空ーその2」を読んで
奇を衒うことない描写で書かれていて、とても好感の持てる作品です。
主人公は学生。
社会に直接関わりを持たず観察することも、学生の特権であり、必要なことだと思います。この作品は、主人公のまわりの人物の日常を描いています。
「由美子」その夫の「巳之吉」、主人公と同じ学生の「藤原」「山本」「森」「木村」・・・。家庭教師先の中学生の女の子。下宿「狸御殿」の「婆さん」とその家族、スナックの女給「ゆきこ」。
前回は、「由美子」が中心的存在としてよく描かれていました。
今回は、「狸御殿」一家の描写が面白く読みました。また、スナックの女給「ゆきこ」の容貌の描写もよく描かれています。
どちらかというと、今回は、時代背景の描写が主人公の趣味と絡めて描かれています。
「メグロ・ジュニア」や下宿屋のまわりの様子の描写は楽しく読みました。
ただ、女性の人物像はとてもそれぞれの個性を描かれていますが、学生仲間の男達が区別付きにくく感じました。
これから、主人公のまわりに現れる「女性」によって、主人公の「女性観」が形成されていく、次郎の成長記が進んでいくのでしょう。




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