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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ
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窓辺の主人にきた古い手紙
心にしみる文を読んだ。Nさんという方の手紙についての話だ。
Nという人、「碁敵」の方と書かれているが、なかなかの人物。20も上の年配だ
そうだが、どこか窓辺の主人と似ている。おそらく寡黙で、輪を作らないタイプ。
それでもこれと思った人間にはそっと接触を図る。
「和泉式部は逞しい女性であったような気がしますが、いずれにせよ、水洗便所
も洗濯機も風呂もシャンプーもなかった平安時代の女性は、貴族でも不潔で臭く
て、」「ネオンの光はなくても、満天の星を仰げるでしょう」
なかなかの切れ味だ。
「兎に角、敗北主義は禁物です。斗いを避けてはいけません」
とも助言している。
自分よりまだまだ若い弟分に言ったのだろう。文章がいい。いよいよ住み慣れた
場所を離れる時にはNさんは自作の漢詩を書いた色紙を持たせてくれたという。
こんな燻し銀のような人物がいたのだ。Nさんと束の間でも出会があったことは
幸運なことだと思う。
そう言えば主人の好きな色は鈍色だった。
手紙の話を読んでいると、なぜか心が洗われる。
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