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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

1966万理久利:2012/01/08(日) 19:22:14
「冥界から覗く人の像をした美しい青い地球」評の1
「人の像をした美しい青い地球」が始まったのは2010年5月、23号からでした。
その題がおもしろかった。地球が主人公、それに人が重なっていく。時は地球温暖化
の問題や、絶滅危惧種の話題が盛り上がっている頃でもありました。
改めて23号からぺらぺらと読み返すと、これは詩編からなる人類の物語で宇宙へと
繋がる物語ではないかと思います。と勝手に思います。

さて今回は冥界からの視点、作者は自分を離れて違った場所から地球を、人間をみつ
めます。なかなかできないないんだよなあ。いつも自分の視点べっとりで。
そうは言っても、きどるわけでも、いきなり宗教がかったり、SFの世界というわけ
ではない。なんとべっとりの人間が登場してきます。

小題がこれまたいい。「あたりまえ」「昼休み」「缶しるこ」「一杯やる」ときた。
べたべたです。そしてなぜか、なぜか、自分の記憶のどこかに全部ぴったり繋がるの
です。宇宙を浮遊する、したい、そんなことを考える夢想家ですが、実態はべっとり
と現実まみれの自分がいます。

幼児の記憶、風呂やで赤ちゃんベッドに寝かされ、股間に天花粉を浴びた記憶をたた
む古びた脳みそ、一度も止まったことの無い心臓、アンバランスでも奇蹟的に今も二
足歩行、これみな不思議な世界です。宇宙そのものです。
作者の作品を読むと、実に当たり前のことが当たり前に書かれていることに気づくの
です。気取った言葉は一切ない、政治的、思想的な言葉もない、言葉がするりと臓腑
に入ってくるのです。そしてなんだかいろいろ考えさせられる。あたりまえに驚かさ
れる不思議な作品です。あたりまえに感想書けたかな、とつい考えてしまいます。
????????つづく
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