したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

1895長岡曉生:2011/12/05(月) 01:41:44
肥と筑 第十九回評へのお答えの1
◆万理さん
★兆しに無意識と意識の世界をからめたのはおもしろかった。(「兆」前書きを読んで)
 そうなのです。実生活上で同時期に出会う複数現象の不思議な暗合は、確かに存在します。
気をつけて見ていると、そういう場合には、それに先立つ前兆が色形あるいは抽象的な象徴
として現われて来るのが解ります。
 それらの現象が、何故そのように起こるのかと言うことを説明できるのは唯識説ですし、
それらを総合的に説明できるシステムが密教です。
また異なった切り口で、前兆から先を予測するのが、種々の占術なのです。
 この占術において特別な意味を持つのが、赤松さんが無限回廊シリーズで注意を喚起した
素数です。素数は、数という抽象的な象徴中での特殊な存在であり、各占術で主要な役割を
担っています。

★亀と占術(写真とコメントを見て)
 今回、兆の象徴として万理さんに描いて貰った亀卜用の亀、これは四神の中で北方に割り
当てられた玄武の中にその姿を残しています。玄武の玄は幽玄の玄であり、亀の甲が占術の
手段として用いられたことと、無関係ではないでしょう。

★タタラから見た出雲と肥前(評の1)
・クマは、神を表わすことの証拠
 明白な証拠を一つ、作品中に書き忘れていました。
それは、神代・神稲と書いていずれも[クマしろ]と読むことです。
神代は、高校2年で音楽を習った先生の苗字でしたし、神稲は長野県に残っている地名です。
・藤津郡太良町とタタラの関係
 これについては、α25号の肥と筑の第十五回で説明しました。太良町内の多良岳山上に
ある多良嶽神社上宮の祭神は、タタラと操船に巧みな海人族の神、大山祇(おおやまつみ)
の神ですが、この神はタタラ製鉄の女神である木花咲耶(このはなさくや)姫の父親です。
??この木花咲耶姫の本名は神(かむ)アタツ姫ですが、アタは火神を祀る愛宕(アタゴ)
山のアタと同根の言葉であり、実はトルコ語で火を意味するアタ、アテシと通じます。
??なお多良岳・多良嶽のダケは、トルコ語を介して入ってきたペルシャ語の山[dag]です。
さらに太良町の隣の鹿島市には、伊福というタタラ関連地名が残っています。伊福は、息吹
くと言う意味で、タタラで利用する強い自然風が吹く地名として日本各地に残っています。

★コーヒーブレイク中の会話:無意識と占術(評の2)
・兆と数の単位
 兆が何故、大きな数を表わすようになったのかは、よく解りません。
ただ、古代の万・億・兆は一桁ずつ大きくなっていて、1兆=100万だったそうです。
現在の億つまり10の8乗は、昔は巨万と言っていたようです。巨万の富というときに使う
言葉ですね。
・夢という別な場所に引きづりこまれ
 夢は現実ではないし、さりとて現実世界と全く無縁ではありません。無意識と意識の狭間
にある世界とも言えます。寝入りばな或いは目覚める間際の状態と似ているところがあって、
意識的に制御することは困難ですね。もし夢を制御できたら、随分面白いでしょうね。
・表象は具象(相)と抽象(数)に分けられる
 HOROSCOPEの星や十二宮、周易の八卦、気学九星、推命の干支などは皆、抽象的表象です。
占術においては、これら抽象的表象を用いる方が、むしろ主流と言えるでしょう。
そういえば、抽象的表象を持たない人間以外の動物が占いをするなど想像出来ませんよね。

★占術の応用(評の3)
・他の小説でも、この集団に占い師がいました
他の小説というのは[琅琊の鬼]ですか。徐福は、後の世の錬金術師に当たる人物ですから
自分自身や仲間に占術家が居ても不思議ではありません。
なお徐福の時代において、周易は良く知られた占術でした。
・中宮は「マナス」、三昧耶曼陀羅は運命的出合い
この部分は後半での核心なので、一番力を入れたところですが、矢張り解りにくいですか。
2901




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板