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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

1725万理久利:2011/09/18(日) 18:28:18
あした天気になーれ 第四回 評の3(完)
?哲学堂・科学館
これまでと同じく、上記は私の勝手なネーミングです。
主人公は遊びやだけではないようです。これまで二つの不思議なこと
があるといいます。
 一、無機質から有機物ができたこと、そして複製物を作り出すこと
 二、物理的なやりとりから、いつどの様にして心(想念の世界)を
人類は獲得したのか。
ふと気がつきます。これは進化という当為ではなく、偶然だと。
宇宙規模で考えれば、その時その時のシャッフルでたまたま生き残る、
その繰り返しはまさしく偶然、なんとなく私にもわかるような気がし
ました。神に選ばれた人間ではなく、生物科学論でもなくたまたま偶然
の生と心。宇宙の渾沌あるいはでかさが、たまたま生み出した人類。
発想の転換でしょう。
とは言え、この節が今回の作品の中でどんな役割を占めるのかがよく
わかりませんでした。次章(五回)以降のお預けでしょうか。

?気になる女
 夢は潜在意識の現れでもあります。主人公は思い当たる女性を考えた。
手相をみてもらい、それを報告し気持ちをぶつけてくる、そんな女心・
行動がどうしてわかるのだろう。作者の女遍歴と想像力であることに
は違いありません。
 この二人、どうやらすれ違いが生じていたようです。主人公はかつて
愛したことはあるのだが、その時は相手は横を向き、そんなシーソー
ゲームを繰り返す間に、今では始めからただの友人だったと思い込む。
少し、男の都合、格好つけのようなものも感じました。
「今までずっと私を受け止めて呉れなかった」横を向いていたことが
あった女も、少し勝手だ。夢で聞いた女性の台詞に対して、または思
い当る女性に対して(同一?)
「過去の状況と矛盾があり、そしてまた随分時間の経った物語でもある」
この言葉でこの節を終わらせています。
実に思わせぶりでぼかした終わり方は、作者ならではのものでしょう。
配偶者を今回登場させないところなども、計算高いと思いました。
 多分、一回限りの寄り道、意味深なな男と女のもつれあいで第四回
は終わりました。これも作者の遊びなのかもしれません。
「男と女は常に細い糸の引き具合。夢見て恋して諦める」そう思います。
電子作品集のBGMは少しとぼけた感じがこの作品に良くあっています。
そして今回末尾の別枠添付の「男と女」も少し悲しく、そして少しとぼ
けています。

※文章の流れや、言葉への拘りはこれまでどおりですが、「あした天気
になーれ」の中でも特に挑戦、実験的なものを感じました。
※ねっちょりと評を入れました。これからはもっとすっきりしたいと思
います。
   おわり
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