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「喪の日記」エピローグ (下)
一昨年晩秋、同人から紹介された一冊。ロラン・バルト(Roland Barthes, )
フランスの批評家。高等研究実習院(École pratique des hautes études)
教授、コレージュ・ド・フランス教授。
母を亡くして呆然としていたときの一冊でした。
「1九七七年 10月二六日
新婚初夜という。
では、初めての喪の夜は? 」
これが第一ページ。そういっしょに住んでいた母が逝った日の彼
のカードに書かれた始めの日記です。
マザコン男の嘆きが書き綴られているかとも思いましたが、その
描写は短く、せきららで・・私自身の心を読んでいるような気分
になりました。彼はこの日記を約二年書き綴り、新たな生に向か
うのです。新しい創作を次々と、しかし母を看取ってから三年後
あっけなく交通事故で亡くなりました。
彼の作品をいくつか読みましたが、生きたい、書きたい、そんな
姿勢と鋭い視点に興味をもちました。もう少し生きて作品を書い
て欲しかった。読みたかった。
参考:
ロランバルト著 『記号の国』 他
原宏之著 『<新生>の風景』
私も彼と同じくマザコンで、いっしょに住んでいた母を送りました。
空白は予想以上のものでした。空白を埋めたのがα。迷惑をかけ
ましたが本当に感謝しています。区切りの日でもあります。そろそ
ろ私も喪の日記の筆を置こうと思います。新しい生に向けて。
今日二年前の夕方、びっくりした目を私に向けて、母は逝きました。
*(上)は別な大切な友人個人に送りました。これも読んでくれると
いいなあ。
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