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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

1517万理久利:2011/07/09(土) 14:53:41
肥と筑 第十七回 評の2
作者は続きもの作品の中にテーマをうまく取り入れ、ふくらみを持たせてくれます。
今回も「こんとん」というテーマを、同人α21号の「カオス」と違った視点で、あるいは繰り返し、
あるいは深めているように思えます。
21号といえば私は入ったばかり、第一号作品をトホホで提出、冊子はバラエティーにとんだ作品
ばかりで、驚きました。この肥と筑もそうです。 歴史嫌いの私には箸にも棒にも状態でしたが、
そこは好奇心と課題として読みました。小さな頃から生まれる前のこと、死んだ後のことそんなこ
とばかり考えている人間でしたから、宇宙の生成については自然と興味が湧きます。

無始・無心
天台宗のお寺出身の母知美と姪の響子に宇宙の生成、渾沌について語らせませます。
「宇宙は無始の昔から無限に続く連続体であって、ある銀河系の生成の前には、原因となる銀河系
が有ると見ます。」

理系の父英夫もその見地から奥深いことを語る。
「個人的な意見だが、私は実態の全宇宙は、このビックバン節のモデルよりずっと複雑な構造を持
っていると思うよ。・・宇宙は時間的にみて無始だと思う。」

ここでも無始という言葉がでてくる。始まりがない。ああ、理解できない観念です。
でもこの言葉に大きなヒントが隠されているのでしょう。
この後に続く無心についても目からうろこ。無知な私でもどこか思い当たるのです。
おおきな渦の中で、いわば生かされて生きているのだと、少し気持ちが楽になります。
物理科学の世界も、素粒子、カオスの世界も、宗教、哲学の世界も、みな同じものを探しているの
でしょうね。真理でしょうか。
 つづく
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