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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

1509ペルソナ2号:2011/07/05(火) 13:47:00
自己主張
白痴の子

「はくち」と入力しても変換してくれない。禁止用語に近いのでしょうか、それとも死語に。
小さい頃、一番の親友、ゆりちゃんの家によく遊びに行った。ゆりちゃんの家は宗教家でも
なんでもないけれど、いつも縁側が開けてあり近所の人が自由に立ち寄り、世間話から、人
生相談までやっていたように思えた。そんな中でいつも座っている男の子がいた。帯を胸元
近くまで上に結んだ着物姿だった。その子は道を挟んで住む豪農の息子だという。
ゆりちゃんの母上は普通どうりに彼に話し掛け、彼ももぞもぞ何かつぶやいていたものだった。

彼は色々な所にあの着物姿で現れる。朝一番では小学校校門近くの道、昼からは知っている
家にひょっこり現れるらしい。そこでももぞもぞなのだろう。当時は忌み嫌う人間は少なか
ったと思う。同じ人間として普通に扱う。 でも知ったところに自分一人でひょっこりいく
勇気を与えたのはゆりちゃんの母上ではなかったかと思う。

さて現代において、ゆりちゃんの母上にパソコンの使い方を教えてもらった白痴の子は自分
のお気に入りの場所にでかけるだろう。どんな言葉か興味はあるけれど、やっぱりもぞもぞ
語だと思う。忌み嫌う人達も増えてきているから、結局家の中に閉じ籠もってしまうのかも
しれない。自分の存在を主張できる場所が欲しかっただけなのだと思う。お友達にお友達と
して話しかけたかっただけなのだろう。

夏近くから夏、あの子は盛んに外出をしていた。夏だから思い出したのか、サイトを見て思
い出したのかよくわからない。






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