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天使ごっこ・悪魔ごっこ(6)六月:評の1
一身上の都合で、今回も締切りを過ぎてしまい申し訳ありません。
説明の都合上、作品を記号★または☆で区切られた11の節に分けてみます。
★先ず、主人公の表わし方から
著者は、主人公を指す場合に、自称の[私]と他称の[晶]の二通りを用いている。
節毎に分析してみると、
[私]だけ :第1節・第3節・第7節・第9節・第11節
[晶]と[私]:第2節・第4節・第6節・第8節
明示されず暗黙中に私を仮定する:第5節・第10節
である。
こんな事をわざわざ取り上げるのは、それが著者の目として、主人公を
[私]として内から見る主観の立場(見分)と
[晶]として外から見る客観の立場(相分)と
文の流れの内で期せずして使い分けており、しかも読者には(少なくとも私には)違和感を
抱かせないからである。
著者のこういう記述法に対し、読者が特に違和感を抱かない主な理由は
一に掛って著者の日頃の飛び具合にある、と私は見た。
★著者の飛び具合
これは、作者が常々住んでいる二極間の狭間なしの世界が、その原因としてある。
狭間なしの世界がもたらした作者の飛びの例は、今までの作品中に幾つも見られる。
先ず、天使と悪魔を含む題名:これは自他間だけでなく、自己内部の葛藤をも指している。
他に、夢と現 今回はお休みになった
共鳴と反発 教授に対する表現
親しみと辛辣さ 狐の部長、さらには画廊嫁御に対する表現
尊敬と揶揄 狐の部長、カサ・ブランカに対する表現
時制の交替 今回顕著に見られた、病院内の過去と思い出の重過去の頻繁な交替
これらが渾然一体となって、著者独特の文章と魅力を作っている。
これについては、赤松さん、私がそれぞれに気づき、別々の切り口から指摘してきた。
如何ですか、ドイツ語(本来は北欧語)に堪能な緑の覆面読者さん。
つづく
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