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天使ごっこ・悪魔ごっこ(5)十一月:評の3
☆第三(今日も天使君の腕の中にいる)
画廊女と部長の恋に対して天使君の意見はというと、矢っ張り世の大方の男性がかくも有ら
んと言う所に落ち着いたようである。
ということは、世の大方の男性の本性が、天使君であるのか?
それとも、この場合の天使君の反応がおかしいのか?
このあと、晶と秀とは彼らの将来を手でたたいて祝い合う。この二人、似たもの同士ですね。
その後の話の展開が、またもや唐突である。秀は晶を同伴してインドに行きたいと言うのだ。
そういえば、あの頃は精神世界の探求のためにインド行きを目指す若者が一杯居たなあ。
★第五(晴天で、川の流れも穏やかで・・・)
舞台は世俗の世界に戻り、いつもより遅く出社した晶にカサ・ブランカの鋭い一矢が飛ぶ。
これに対する晶の回答の内、A案は、天使と悪魔の侮辱になるって、何故?
この場合の悪魔ってカサ・ブランカなのかな?
一方このあと、部長とカサ・ブランカの間には仮面無しの真剣かつ強烈な会話が続く。
それにしても、晶と部長とカサ・ブランカのとリオ、何となくジャンケンの巴に似てるなあ。
三人の中では、晶が一番大人だけれど。
可能であれば、この三人の強烈な掛け合いを、目の前で、見てみたいものである。
ここで晶は、両親に対し仮面の効果を心に描き、その数年先には心中に多数の仮面の在庫を
持つに至る。そして、その内の一つが、αの最新26号の表紙を飾ったのである。
この仮面を未見の読者は、この掲示板の第三リンク先である
「同人α(23号〜)」著者のポートレートとコメント集」の冒頭を、是非ご覧あれ。
★第六(今日も自宅で自転車保険企画の・・・)
自宅における仕事人間の描写である。秀の余技がデザインにあることがここで確かめられる。
母親のお茶入れ場面では、晶の大人指数が開花し[おもてなし]という言葉まで発する様に
なるのだ。
★☆ (天使君と会うとき仮面を被ることは決してない)
天使君と会うときは、何時も素面(すっぴんと言うべきか)だった晶が、天使君の悩み解決
のためには、その背中を押す責任を感じ、それには自分が頑強な仮面を付けて相対する必要
を感じ始める。だから、ここでは★☆という複合区切り記号が用いられているのだ。
芸が細かいなあ。
と、そこまでは解る。
解るけれども最後の一行は、晶が逆に秀に背を押されているようで、素朴に何故だろう?と
感じた。
いや、続きものだから、最後にわざと謎を残す仕組みにしたのかな?
◆全体の感想
一つ一つの逸話が一見するとバラバラに見えるが、実は全てが主人公内部にある幼児期から
の問いかけに対する反応あるいは答えなのだ。
在籍した会社は、部長以下規格外の人間の集まりに見えても実はきちんと結果を出していた
んだろうな。
あと一つ、大いに感銘したこと。
著者は、これら数多くの逸話を、恐らくは記憶に頼って書いている。
年とともに、3秒前の事をも綺麗に忘れる超能力を獲得した評者から見ると、大変な記憶力
だと思う。
若いって良いなあ。
おわり
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