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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

1231長岡曉生:2011/03/29(火) 15:27:37
「夢(ゆめ)と現(うつつ)の狭間で」:評の3
二日も遅れて済みません。 これで終わりです。
★恵比寿の家
恵比寿(えびす)の家
・[予備校帰りの夕方の山手線の木枯らしが吹け抜けるプラットホームの寒さは身に堪えた。
??????・・・中略・・・
 この恵比寿の空気はスモッグのために一?先さえ見えない日もたびたびあった。そして皮
 肉なことに、美の裏に醜が、醜の裏に美が潜むが如く、その汚れた冬の空の露草色(つゆ
 くさいろ)から群青色(ぐんじよういろ)に沈んで行く夕暮れは故郷では見たこともない美
 しさに変化して行った。]
長々と引用したのは、この文が著者の心の働きを端的に示していると思うからである。
その心の働きとは、上京後も先祖の海人族の血の命ずるままに居所を求めて各所を彷徨し、
それなりに定住では味わえない苦労を重ねつつも、冬空が群青色に沈んで行く夕暮れの美し
さを捕らえるという能力である。
凡人(評者のことである)には理解しがたかった、あの鈍色の空シリーズを読み解く鍵も、
ここにこそ、有ったのだ。

・[K君と過ごしたクリスマス・イブとこの大晦日の二つの事実で、やはり笹塚の後に恵比
  寿の家に移ったことは間違いないようである。]
やっぱり、クリスマス・イブと大晦日の間という非常に短い期間、それも世間ではもっとも
落ち着かない期間に、主人公は引っ越しを敢行したわけである。
これも、十一期のパワーだ。文句なしに脱帽です。

★西永福の家
・この家には、あの方のほか、私と同期の弟御も住まわれたわけである。
この家、一度見てみたかったなあ。
・一年間に五度にも及ぶ転居の意味
これは、著者の又従妹女史が教えてくれた。
なんと最後の七行中には、著者自身が分析した、上記転居の動機および作中での夢の意味が
ちゃんと解りやすく述べてあるのだ。
評の1で書いた私の説明は、早とちりでした。
済みません。生まれつきの慌て者なんで、大目に見てください。

★おまけ
この作品の序章で見ると、著者は、上京後の三十年間で二十数回の転居の経験があるという。
つまりは、海人族なのだ。
一方私は、高校卒業までの十八年間は、佐賀市内の母の実家に定住。大学の四年間では一度
転寮はしたもののそれも同じ渋谷区内の徒歩可能な場所であり、つまりは基本的には定住型
かつ農耕型人間なのである。
そんな私が、著者の作品の意味を探るのに毎回困難を覚えるのは、当然である!!!

★おまけのおまけ
東京23区の地図を見ていて気がついた。著者と私、いや同人の殆どが何らかの引っかかり
を持っている渋谷区の表記順番は13番であり、これは公式に決められた順番である。
ついでに、佐賀県の都道府県番号はと言うと、これは41番である。

私が何を言いたいのか、お分かりですね。
[13]はもちろん素数、そして13番目の素数は何と[41]なのだ。矢っ張り!!!

  終わり
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