したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

1225万理久利:2011/03/27(日) 11:45:30
「夢(ゆめ)と現(うつつ)の狭間で」評の3(完)
[転居症候群]
●「場、土地」に拘る人、拘らない人、区分けができるでしょう。
●「年齢」により変化があるでしょう。
●「育った環境、立場、ジェンダー」も影響を与えるかもしれません。

場、土地に拘る人は場所と記憶の積み重ね、そしてアルバムやたくさんの品物の積み重ね、
それで安心感を求める。そして文化も築きあげるのでしょう。
拘らない人間は定住の安心感を求めることよりも、夢を追いかけることを選ぶのではない
でしょうか。

青春期は夢追いに走る条件が揃っています。社会に出て痛い経験を重ねて定住安住を求め
るようになるのかもしれません。歳を重ねた人間は、体力、気力、経済力、もろもろの要
因で夢を早計に追えなくるケースが多いかと思います。好奇心の減退が一番かも知れません。

今は影響が薄くなっているかとは思いますが、長子制がもたらした親の教育、文化もかか
わるかもしれません。長男は家、土地、墓を守る、こんな刷り込みもあるのではないでし
ょうか。簡単に転居はできません。女性はそもそも体内に子宮があり子を産み育てます。
ここが場所であるのですから転居はあまり意味がないのではないかもしれません。

こんな分析をしましたが、主人公は生まれつきの夢追い人。「夢」の中身は奥深いものが
あります。このタイプは歳を重ねても転居を続けるような気がします。物理的転居にはじ
まり想念の世界でも。青春時代は「冒険」、歳を重ねてからは「彷徨」、私のなかではし
っくりいきます。

こんなあれこれをかき立てられた作品でした。
2605




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板