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Japanese Medieval History and Literature

96御座候:2007/07/10(火) 01:36:06
遊君別当
東島誠「ある国境の別れ」(『緑聖文化』第2号、2004年)に若干、言及があります。東島さんは「遊女の事から訴論に至るまで」、すなわち遊女統括&訴訟処理と解釈しているようです。黄瀬川宿という場の「京都―鎌倉という2つの磁界の交錯するところ、国境地帯に位置した交通の要所、物資輸送の拠点」としての性格に注目しておられます。


「遊女とは、本質的に〈都市〉的な生業であった。不特定多数と交わることから『公界』と呼ばれ、近世には『交通業』とも呼ばれた点…遊女が『公界』と呼ばれたのは、今日出会い、明日は別れるであろう〈他者〉との交わり、その〈都市〉性をそう表現したと考えるべきであろう」

何とも文学的な表現です。




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