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Japanese Medieval History and Literature

94筆綾丸:2007/07/09(月) 18:46:32
沖の小島に首の寄る見ゆ・・・
NAO4@吟遊詩人さま
一週間程、別宅にこもっておりました。
『実朝の首』に、梁塵秘抄の、
  美女打ち見れば一本葛へも成りなばやとぞ思ふ
という引用がありますが、この美女は、おそらく、妖艶な白拍子などを意味し、以前話題
になった職制としての美女ではないのでしょうね。後白河院が民俗から掬い上げた美女が、
どのような経緯をたどって、鎌倉幕府の職制になりえたのか。興味深い現象ですね。
幕府草創期、里見義成が遊君別当などという羨ましいような(?)職に就任していますが
(1193年)、色里の美女が職制の美女にメタモルフォーゼするのは、このあたりが境目な
のかしら。後白河院の没後というのは、なんとも絶妙で、頼朝の心憎いまでの配慮ですね。
侍所別当などという無骨な職には何の興味も覚えませぬが、遊君別当というアンチ荒事の
ロココ風な職は、是非やってみたいな(笑)。

釈由美子が好きさん
いつも質問ばかりしていて恐縮ですが、遊君別当の職務や政治性について言及した
論文がございましたら、御教示くださいませ。

はぎつきみたえ様
いえいえ。
是非、お読みください。なるほど、と御参考になると思います。
ただ、朝の首、とか、夕の首、あるいは、『源氏物語』の、夕顔、くらいならよかった
ですね(笑)。




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