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Japanese Medieval History and Literature
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金沢貞顕という人
金沢貞顕作「袖餘波」は、『源氏物語』を踏まえ、
空蝉
柏木(女三宮)
朧月夜
須磨流謫
ときて、ここで、まるで「須磨がえり」を意識するかのように源氏を離れ、
飛鳥井女君(『狭衣物語』)
へと転じ、最後は、
業平と二条后・伊勢斎宮(『伊勢物語』)
で閉じる、という美しく重層的な構成で、若き貞顕の才気が迸っているような名品ですね。
こういう文人肌の男が老いて、最後は、武人として自刃するというのは、ダンディというか、美学というか、転た羨望の念を禁じえません。
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