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Japanese Medieval History and Literature
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女房風情
小太郎さん
丁寧なご教示、痛み入ります。
それにしても、一介の女房風情への配慮が只事ではないですね。
追記
或女房の作の内、「源氏」は六条院の女楽の話なので『雑部』にありますが、『恋部』の「源氏恋」は、あらためてよく読んでみると、出来の良い作とは思えません。
源氏の恋と言えば、空蝉、末摘花、花散里から葵の上、明石の上、紫の上まで多種多様で、かりに彼女たちは省略できたとしても、夕顔と六条御息所は絶対はずせません。この二人を省いたら、光源氏の恋は画竜点睛を欠く、とも言えるのですが、「源氏恋」には一言の言及もありません。また、頭中将の話は、藤壺との関係で触れていますが、なくてもいい話にすぎない。さらに、浮舟と匂宮は光源氏没後の宇治十帖の話であって、源氏の恋とは何の関係もありません。などなど。
要するに、「源氏恋」は中途半端な作品で、むしろ、なぜこんな出来の悪いものを採用したのか、不思議なくらいであって、これは縁故採用だね、としか思えません。
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