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Japanese Medieval History and Literature
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余談
小太郎さん
鎌倉幕府の滅亡に関して、不勉強のため、赤橋登子の役割に言及した研究者を一人も知りません。
昨日の『鎌倉殿の13人』では、義経はそのへんの頭の悪そうなヤンキーのあんちゃんのようで、なんだかなあ、という感じでした。また、鎌倉における頼朝の御邸を決めるとき、義朝の亀ヶ谷旧邸を避ける理由として、頼朝が、
「亀ヶ谷は亀と同じ名だから、妾宅みたいで、ダメだろ」
とかなんとか言えば笑えたと思います。
『鎌倉殿の13人』の13という数は、いわゆる建久10年(1199)4月の「十三人の合議制」に由来するとされていますが、この時期の鎌倉殿は頼朝ではなく頼家で、しかも、同年10月、十三人の一人である梶原景時は鎌倉を追放され、翌年1月、殺害されているので、「十三人の合議制」など徒花で、政治的にほとんど機能しなかったのではないか。
ではなぜ、三谷幸喜は13という数をタイトルに入れたのか、と考えると、「十三人の合議制」を踏まえたというよりは、人数が一人足りないが、主イエスと十二人の使徒のパロディなのではないか。つまり、十二人の使徒の中にひとり裏切者がいる、イスカリオテのユダという裏切者が、と同じように、十三人の中に裏切者がいる、北条の義時(時政)という裏切者が、と言いたいのではないか。そんな気がします。
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