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Japanese Medieval History and Literature
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「大聖武」という古経切
東博『宮廷のみやびー近衛家1000年の名宝』に行きましたら、ちょうど、陽明文庫所蔵
の国宝「賢愚経断簡(大聖武)」が展示されていて、ギクリとしました。
紙の変色が一様ではなく、四か所、灰色の帯になっていて、これが、荼毘紙における、
死者の灰の濃度勾配の差の現われなのであろうか。
「紙面を指で触ってみると、硬い鉱物性の粉末がある」
直勝先生が触ったのは、この灰色の帯の部分であろうか。
灰色の帯のところにある文字を、一部、読むと、こうである。
身投於大坑天地大動虚空
諸天同時号哭涙如盛雨
賢愚経という経を、私は知らぬけれども、この文言は、「最後の最後の一物までも仏陀
に供養した」という荼毘紙信仰を、ただの偶然にすぎぬであろうが、雄弁に物語ってい
るように思われました。
ほかに、色々と面白い発見がありましたが、また、あとで書きます。
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