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Japanese Medieval History and Literature
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(これではいけない)再論
「平政連諫草」の関係部分、佐藤進一氏自身の読み下し文で紹介すると、
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これに因て禅閣(貞時)御在俗の時専ら覇業を扶け、御出世の今漸く政要に疎なり。この条、評定裁判は両国吏に任せ、引付探題は七頭人に委ぬ。功なり名遂げて真に帰し実に趣く。時々偃息の志あり。日々政務に接(まじわ)りがたきのよし思食(おぼしめ)さるるか。
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となります。
ちなみに、真に帰す、とは出家することだそうです。
さて、(これではいけない)はやはり謎なのですが、先に紹介した佐藤進一氏の発言は、老碩学による膨大な学識に裏打ちされた非常に高尚な猥談なので、あるいは佐藤先生が興に乗って暴走してしまい、とても活字にできない薀蓄を延々述べられて、編集者が「これではいけない」と思わず叫び、テープ起こしの時に「本来入るべきでないものが説明的に入った」、というようなことは、ま、たぶんなかったんでしょうね。
ちなみに佐藤先生が言及されている『本朝文粋』の「鉄槌伝」は本当に素晴らしい名文なので、身体論で著名な斉藤孝氏には、是非とも『声に出して読みたい日本語 』に追加採用していただきたいと思います。
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~saito/
>大竹雅美さん
いらっしゃいませ。
研究会情報もお寄せください。
>筆綾丸さん
おひさしぶりです。
『宸翰英華』命名の経緯、真実味がありますね。
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