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Japanese Medieval History and Literature

528阿哈馬江:2008/01/04(金) 11:11:28
柳樽
筆綾丸さま

> 大聖寺と三時知恩時と霊鑑寺

 これはこれは、マニアックな訪問先ですね! いずれは私も門前めぐりをしたいものです。

> 関白殿下の渡領

ということは、「鷹司家が」でなくて「鷹司家も」とか「鷹司家など五摂家が持ち回りで」、とすべきでしょうね。

> 柳

 一般名詞として酒の異称かと思いますが、断言はできません。

> 「種」は酒の肴と思われますが、

 例えば、『泰重卿記』元和六年十二月廿八日辛未条に、

五辻より可參之由案[内]。未刻、和泉進物(五辻殿【之仲】へ)銀子五枚・太刀折紙・馬代(艮子壹枚)、同内義へ杉原十帖・艮子二枚、綾小路殿【高有。五辻之仲男】へ銀錢二貫文、同内義へ杉原十帖・付帶二筋、内衆へ銀錢五貫文也。予【土御門泰重】諸白二荷・肴三種五辻殿持參申候。・・・・・ 乱酒無正躰。及鷄鳴、予歸宅也。和泉ハ其侭其夜から不罷歸候。自他歡喜不斜候。家君御滿足不過之候。

と、また、『泰重卿記』元和六年十二月廿九日壬申条に、

滋野井【季吉。五辻之仲男】へ今朝從和泉樽壹荷・肴三種參候。予銀錢一貫文持參候。又五辻殿昨日爲礼參候。和泉ヘヤ參、ほう光あんと雜談とも申候。・・・・・

とあり、「肴三種」と見えますので、「〜荷・〜種」の「種」が肴であることは確かです。
 具体的な内容につきましては、後世の史料ですが、『禁裏執次詰所日記』文政三年五月廿二日丁丑条に、

一、女御御方江御使 長橋殿 大和殿 (添使)右京大夫
  若宮樣江
   御太刀 一腰   御馬代黄金 壹枚   御産衣 五重   昆布 一箱   鯣 一箱
   干鯛 一箱   御樽 貳荷
  女御御方江
   白銀 三拾枚   三種 貳荷前同斷
 右之通被爲進。御品御使番持參。

とありまして(われながら、よくぞこのようなテキストを入力したものよ、と思います)、ここでは、コンブ、スルメ、タイの干物が「三種」として挙げられております。
 室町時代にどのようなものが「三種」に入っていたかは、どなたかより御教示をたまわることができますれば幸いと存じます。

http://www.geocities.jp/ahmadjan_aqsaqal/ssk.html




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