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Japanese Medieval History and Literature

493筆綾丸:2007/12/16(日) 20:32:08
見渡せば花も紅葉も・・・反定家風
NAO4@吟遊詩人さま
頼家と公暁に対して、鎌倉は冷酷すぎますね。権力闘争ですから、邪魔者を消すのは止む
を得ぬにしても、菩提くらいは弔ってやれよ、と義憤(?)を感じますね。
「新将軍を北条氏としてよりコントロールしやすくするために、政子の息のかかった姫を
嫁がせた」
仰る通りですね。源家の血というのは、なんと言いますか、共同幻想のようなものなので
しょうね。
竹御所鞠子は、周囲に強面のおじさんや魔女のようなおばさんがいたにしても、なぜ、
とっと出家しなかったのか、俗世に生きていても北条一族に利用されるだけなのはわかり
きったことじゃないか、つくづく馬鹿な女だ、という思いがあります(これは決して
侮蔑の言葉ではありませぬ)。

相国入道さま
御丁寧にありがとうございます。早速、読んでみました。
鎌倉殿義詮の補佐は、上杉氏と高氏の二人で、前者は直義派、後者は尊氏派である。
義詮元服の時は、前者の影響の下で義の字が択ばれ、数年後の御判始の時は、後者の影響
の下で師直の花押が択ばれた。つまり、上杉氏は名として一字を取り、高氏は実として
花押を取った、と。
注(9)「花押の重みは、形式的な一字よりはるかに大きい」という文言からしますと、
鎌倉殿義詮をめぐる争いは、高氏の勝ちということになりますか。花押には花も実も
あった、と。しかし、花も実もない義の字が室町将軍家の通字となった、というところ
が歴史の綾ですね。義の字を原拠に、三代義満が公家様花押を創出して、絢爛と花開く
訳ですから。最後に見渡せば花も紅葉もあったのは義である・・・と。とても面白い現象
ですね。




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