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Japanese Medieval History and Literature

4666筆綾丸:2016/06/23(木) 16:21:17
プレカリアート
http://societas.blog.jp/archives/1009864162.html
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 ロザンヴァロンは、現代において排除される人々について、彼ら、彼女らは、社会の機能不全によって登場した存在であり、ある意味で、非社会化の結果もたらされたものであるといいます。現代社会のキーワードの一つである「プレカリテ」とは、このような意味での不安定性や脆弱性のことを指します。脆弱な立場に置かれた人々は、古典的な意味でのプロレタリアート階級を形成せず、むしろ「プレカリアート」となります。積極的に階級や集団を形成することなく、古典的な意味でのプロレタリアート階級を形成せず、むしろ「プレカリアート」となります。積極的に階級や集団を形成することなく、欠如態においてのみ語られるという意味での「プレカリアート」は、まさに現代の、否定的な個人主義を象徴しているといえるでしょう。(宇野重規氏『<私>時代のデモクラシー』(岩波新書)53頁)
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プレカリアートとは嫌な用語ですが、具体的には、非正規雇用の労働者を指すのでしょうね。

http://www.dictionnaire-juridique.com/definition/precaire-convention.php
http://tomonodokusho.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-dfb6.html
辞書で précaritré を引くと、はじめに、「不安定・不確実・一時的なこと」とあり、次に、「(法律)容仮占有」とあります。容仮占有とはなんぞや、というと、古くはボアソナードの草案に占有の一形態として出てくるものなんですね。
La possession est naturelle, civile, ou précaire.
法律用語 précaire について、フランス語の定義を読んでみたものの、なんのことか、よくわかりませんでした。


蛇足
http://www.shintaku-kyokai.or.jp/profile/pdf/seikaronbun3607.pdf
むかし、フランスの nue-propriété(虚有権)が理解できなかったのですが、この論文を読んで、すこしわかりました。さほど難しい概念ではないのですね。




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