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Japanese Medieval History and Literature
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御礼と企画展とシンポジュウムのお知らせ
>皆さんこんばんは
10月27日(土)に開催されました。益子地蔵院のシンポジュウムには、生憎の大雨の中30人近い方々がお集まりいただきまして本当にありがとうございました。この掲示板を見ていらした方もおられまして、本当に厚く御礼を申し上げます。
益子氏のことは、紀清両党といわれながら、清党の芳賀氏と比べてほとんど史料が残っていないことがわかりました。
文書で見てみますと、受給文書が3通。発給文書8通です。発給文書のうち写しが2通。
原文書は6通ですが、これは全て伊勢御師の佐八(そうち)文書です。
後は、鎌倉時代は『吾妻鏡』。南北朝時代は『太平記』。室町時代は『鎌倉大草紙』。
戦国時代は『関八州古戦録』というように、益子氏は記録の世界にしか登場しません。
紀清両党といわれながら、清党の芳賀氏よりも、益子氏が主家の宇都宮氏に重用されなかった理由は、南北朝の内乱で、宇都宮氏は南朝忠節を尽くしていましたが、途中で北朝方に、宇都宮氏と芳賀氏が転じます。それでも益子氏は、南朝に忠節を尽くしたために、宇都宮氏に重用されなかったのが一つの理由だったようです。
その後益子氏は、芳賀氏よりも重用されないまま、天正17年(1589)に、主家の宇都宮国綱によって滅ぼされてしまいます。
こうして、戦国最末期に益子氏が滅亡していますので、史料が残らない一つの理由ですが、今後は、周辺領主の史料の検討。益子町域の景観の調査から検討する必要があるなと発表を終えて強く感じました。
>企画展のお知らせ。
平将門と八千代地方ー将門の生きた時代ー
会期 11月3日(土)から12月16日(日)
場所 茨城県八千代町歴史民俗資料館
講演会 11月25日(日)午後1時半から
講師 阿久津久氏
題名 未定
場所 八千代町中央公民館
問合せ 八千代町歴史民俗資料館 電話0296−48−0525
>シンポジュウムのお知らせ
再考 上行寺東遺跡と中世の六浦
日時 11月10(日)午後1時から午後5時半まで
場所 関東学院大学金沢八景キャンパス フォーサイド21 F−202教室
演題 午後1時から午後3時半まで
上行寺東やぐら群の発掘調査 小林義典氏(玉川文化財研究所)
上行寺東遺跡を考える 橋口定志氏(豊島区教育委員会)
中世都市・鎌倉と上行寺東遺跡 馬渕和雄氏(鎌倉考古学研究所)
中世六浦と上行寺東遺跡 西岡芳文氏(神奈川県立金沢文庫)
総合討論 3時40分から5時半まで
資料代と参加費を徴収するそうです。
問合せは 西岡芳文氏(金沢文庫内)045−701−9069です。
このシンポジュウム私は、仕事の関係でお伺いすることは出来ませんが、皆さんふるってご参加ください。
以上お知らせいたします。
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