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Japanese Medieval History and Literature

364kari:2007/10/30(火) 00:35:49
なぜか。
奈良国立博物館に行って参りました。

上を仰ぐような仏像ではなくて、本当にそのままの目線で見られるようなものばかりでした。それにしても、人が多かった・・・。

 くだくだしい説明は省きますが(図録 400円で全国発送)、一番びっくりしたのは、丈六の「小野市 浄土寺所蔵 阿弥陀如来立像」です(明らかに鎌倉初期。慶派)。
 しかも、常設展の側。
 実は、私も所蔵の事実すら知らなかったのです。
 上半身が「裸」で、その都度に布をかけたらしく、どう考えても「来迎会」に使用したとしか思えない、かつ「台車で」引っ張ったらしいから尋常ではないです。ということは、来迎菩薩面(25面ある)の存在と考えあわせて、薬師堂(多分、そこに所蔵してたんだろう)と浄土堂を結ぶ来迎会に用いられてたんだろうなあ、と。

 あ。これで重源による来迎会の徴が得られてよかったです。
 光背の頂に光るのは「阿」または「鑁」の字で、ますます重源の「阿」字観と阿弥陀仏の一体感が思われました。

 でも、何で今まで知らなかったんだろう?
 恥ずかしいなあ。




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