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Japanese Medieval History and Literature
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二日間
書籍売り場にいましたが、販売する側から書籍購入者を眺めるのは初めての経験で、なかなか面白かったです。
>山竜さん
ありがとうございます。
>筆綾丸さん
>著者の壮大な仮説
まあ、単なる勘違いでしょうね。
満州国の経済のモデルは明らかにソ連の五カ年計画であって、著者の仮説によれば「戦後日本の経済復興はソ連がモデルであった」ことになってしまいますからね。
開発独裁=高度成長ではないですからね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A8%88%E7%94%BB%E7%B5%8C%E6%B8%88
佐野眞一氏の書かれることは細部は面白いけれど、全体像がトンチンカンですね。
例えば、アヘン取引の規模にしても、
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「里見とペルシャ産アヘンの関係については、戦後の東京国際軍事裁判で、里見自身が驚くほど正直に証言している。その詳細は後に譲るが、里見はそのなかで、宏済善堂がペルシャ産アヘンで儲けた利益は約二千万ドルにものぼったこと、宏済善堂の手取りマージンはアヘン取引額の八パーセントだったことを明かしている。
宏済善堂がペルシャアヘンであげた二千万ドルという金額は、当時の為替レートで換算し、現在の貨幣価値に直すと、三十兆円近くにのぼる」(p.167)
「里見の証言でもう一つ注目すべきなのは、蒙古産アヘンの取り扱い量の多さである。その量はペルシャ産アヘンの実に二千五百倍に達している。これは、第二次世界大戦の勃発でヨーロッパに火の手があがり、ペルシャ産アヘンの輸入が思うようにいかなくなったことを意味している。
この大量のアヘン取り扱い量から見ても、日中戦争は二十世紀の「アヘン戦争」だったことがよくわかる。」(p.263)
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とありますが、30兆円というのは大変な金額で、現在のトヨタの時価総額が約24兆円であることと比較しても、ちょっとありえない数字です。
そして、蒙古産はペルシャ産の2500倍の量があったというのだから、品質が同じだとして、2500×30兆円の利益ですか。
余りにバカバカしい数字であって、明らかに計算ミスがありますね。
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