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Japanese Medieval History and Literature
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木簡に書かれた最古の起請文55点出土…滋賀・塩津港遺跡
読売オンライン10月5日付の記事を以下に転載。
「滋賀県西浅井町の琵琶湖北端にある塩津港遺跡(平安時代後期)で、神仏への誓約「起請文(きしょうもん)」を書きつけた12世紀ごろの大型木簡55点が出土したと、県教委が5日、発表した。
起請文として国内最古で、木簡に書かれた例も初めて。琵琶湖の水運に携わった流通業者などが魚や米を盗んでいないなどと誓約、誓いを破れば神罰を受けるという内容で、県教委は「商売を含む日常の営みに、信用や潔白さを重んじた人々の有り様がわかる」としている。
木簡には国内最長のものも含まれ、神社遺構の南約35メートルの堀跡から出土。長さ2・2〜1・3メートル、厚さ1・4〜0・4センチの杉板で、10点はほぼ完全に形が残り、保延3年(1137年)〜永暦元年(1160年)の年号が確認された。
墨書の起請文は冒頭、梵天(ぼんてん)、閻魔(えんま)大王、八幡や賀茂、地元の鎮守神などを列挙。後半に「決して米を盗んでいません」などと誓い、偽りがあった場合に受ける神罰を記した。
木簡の下端にひもでくくりつけたような跡があり、神前での宣誓後は屋外に掲げたり、神社に奉納したりしたらしい。塩津港は古代から、北陸と畿内を湖の舟運で結ぶ物流の拠点として栄えた。
高橋一樹・国立歴史民俗博物館准教授(日本中世史)は「当時は盗みなどのうわさが出るだけで周囲から白眼視された。自分は信用できる人間だと知らせるために起請文を高々と掲示したのだろう」と話している。
現地説明会は7日午後1時。木簡は8日、県立安土城考古博物館で公開。」
(2007年10月5日21時47分??読売新聞)
下にコピー元記事のURLを貼っておきます。
真っ先に888さまを思い出したのですが、こういうのは微妙に守備範囲外でしょうか?
<10:24追記>(3連投はさすがに鬱陶しいので)
産経新聞では千々石到・國學院大學教授が
「当時は、現行犯以外は自白だけが犯人を特定する決め手だったのだろう。一度犯人扱いされたら、潔白を証明するため、起請文を書かされたのではないか。うそならば起請文にあるように体に神罰が加えられたような症状が表れ、そうでなければ潔白と判断する中世の裁判みたいなものといえる」
とのお話を寄せておいでですねv (上の記事をアップしたあとで朝刊を開いて気がつきました)
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20071005i414.htm
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