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Japanese Medieval History and Literature

263筆綾丸:2007/09/22(土) 12:33:40
水と石
小太郎さん
宗教となると、つい、余計なことを書いてしまい、悪い癖だと反省しております。
勢多大橋で若水が出てきますが、あの水の表現方法は卓抜ですね。

千々和至氏の『板碑と石塔の祈り』を読みまして、緑泥片岩の形態もさることながら、
とりわけ円照寺の板碑を興味深く思いました。
有名な臨刃偈が彫られていますが、蓮華に座す胎蔵界大日の梵字と七絶の文言が、あまり
調和してないような感じがしました。密教的な悉曇文字と臨済禅的な対句表現の混在が、
なんか変だ、と。
こういう遺偈を彫った板碑というのは、どのくらいあるものなのでしょうね。

附記
http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=30584922
この本と重松明久『覚如』(吉川弘文館人物叢書)を読み比べますと、覚如・存覚の
父子像がまるで正反対なので、驚きました。前者によると、覚如は大変な俗物です。
後者の口絵を見ますと、遺言で善如に譲渡した別当職は二千石なのですね。多いのか
少ないのか。遺言の書は親鸞の書によく似ている、と思いました。
覚如没後2年(1353年)、円寂に画かせた影像に存覚が加えたという賛文のうち、
紫雲聾遮眼。青漢晴断魂。冷灰見遺骨。分布如琢○。
という表現が気になりました(○=王+昆)。




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