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Japanese Medieval History and Literature

248筆綾丸:2007/09/13(木) 19:53:52
号外を手にした憂国少年?
仙台行の新幹線に Train Vert 9月号があって、工藤雅樹氏の監修で、「東北の名族、
安倍氏・清原氏を旅する」という特集が組まれていました。
まず、東北地方の南北を反転した3D地図があり、出土した太占用の肩胛骨みたいだな、
と読んでゆくと、奥羽本線に後三年という駅があって、恥ずかしながら、初めて知り
ました。このJRの駅を少し時間遡及すると、後三条の宣旨枡があり、東北では、閉伊
から衣曾別嶋にかけて、大きな戦争(延久合戦)があったのですね。
帰宅後、テレビをみると、号外を手にした8歳前後の小学生が、
「安倍さんが辞任して、政治がよくなるなら、安倍さんがやめるのはよいことだと思い
ます、うん」
などと、インタビューに冷静沈着に答えてました。コドモに聞いてどうすんだ、とは思
いましたが、十歳未満の人間の高度な言語能力にあらためて驚きました(至極当然の能力
ではあるのですが)。五十過ぎの爺さん婆さんに聞いても、三十代のバリバリのサラリ
ーマンに聞いても、答えはたぶん、あまり変わるまい。これをジャック・デリダ風に言
えば・・・いやいや、やめておこう(笑)。

薬学の専門家である鳥越泰義氏の『正倉院薬物の世界』(平凡社新書2005年10月)を
みますと、宮内庁正倉院事務所の杉本一樹氏の論文「献物帳の書に関する一考察」
(1999年『正倉院紀要』)が引用され、「国家珍宝帳」と「種々薬帳」の書風の相違
が論じられていますが、山之口洋氏は、これらの論文を読み込んだうえで、あの小説
を書かれたのだな、と思いました。




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