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Japanese Medieval History and Literature

244亜季多幸孝:2007/09/10(月) 19:31:27
石造物関連2件
シンポジウム「『石造物が語る中世職能集団』を読む」のご案内

主催 石造物研究会・歴史考古学研究会・NPO法人摂河泉地域文化研究所

開催の趣旨
 これまでの石工研究は、川勝政太郎氏などにリードされ伊派をはじめ大蔵派などの工人集団の石造物報告を中心に系譜について論じられてきました。
 さて、昨年発表された山川均氏著『石造物が語る中世職能集団』(日本史リブレット29 山川出版社 800円)によって、これまでにない石工研究の新しい方向が示されました。伊派と大蔵派の関係をはじめ中世においては希有な職能集団として歴史の中に位置付けようと試みられました。
 そこで、山川氏の論を基にこれまでの石工研究について考え、さらなる石工研究の展開について考えて行きたいと思います。参加にあたっては、標題の著書を熟読のうえ積極的に発言していただくことを望みます。
 なお、本シンポジウムは石造物研究会・歴史考古学研究会・NPO法人摂河泉地域文化研究所の共催で、第8回石造物研究会を兼ねています。

日時・場所
 日 時:2007年9月29目(土) 午前10時より 午後4時30分まで (9時30分より受け開始)
 場 所:大阪大谷大学 17−101教室
    (近鉄長野線 滝谷不動駅下車徒歩10分。駐車場はありませんのでご注意ください)

基調講演
 「中世前期の石工と石造物」  山川 均氏 大和郡山市教育委員会

報 告
 1.「中世石工と番匠」  西山昌孝氏 大阪大谷大学大学院生・NPO法人摂河泉地域文化研究所
 2.「中世石工の研究批判」  田村信成氏 歴史考古学研究会
 3.「大和の宝篋印塔と石工」  古川久雄氏 摂陽文化財調査研究所・石造物研究会

シンポジウム
 パネラーとして、報告者のほかに関西の主要な研究者を予定。藤澤典彦氏(大阪大谷大学)、三木治子氏(歴史考古学研究会)、小林義孝氏(大阪府文化財センター)ほか。

その他
 資料代の実費として500円程度徴収。
 ※シンポ終了後、滝谷不動駅周辺で懇親会を予定。

参加申込み
 参加希望の方は、次まで電話かメールの連絡をお願いします。
  西山昌孝あて  (電話)06-6652-5781  (Eメール) m7307003@osaka-ohtani.ac.jp
  〒545-0052 大阪市阿倍野区阿倍野筋4−18−12−1103

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日本史リブレット/ 31.『板碑と石塔の祈り』

著者 千々和 到
価格 \840(本体\800)
刊行 2007.8.31
仕様 A5変型・112

解説 中世の日本では、多くの石塔・板碑が作られた。これらは、なぜ、どのような祈りを込めて作られたのか、そして今まで、どのように残ってきたのだろうか。石に刻まれた銘文を読み解き、造形を詳細に調べながら、そこに込められた中世人の祈りの世界を探る。

もくじ
石の文化
1.石というもの
2.板碑と石塔を考える
3.板碑の履歴書
4.石塔のある風景
5.石造物の保存の利用へ

メッセージ・あとがき
著者紹介 石は、どこにでもあるものです。
だから、ときには「石っころ」とさげすまれることもあるけれど、古来、人びとは、石に心からの願いを刻みつけました。
その硬く、重たい性質が、願いを永久に残してくれると信じたからなのでしょう。
私は、そのような石に刻み込まれた人びとの願いに、耳を傾けてみたいと思います。

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山川氏の『石造物が語る中世職能集団』と千々和氏の『板碑と石塔の祈り』を「読み比べると、非常に面白いと思います。




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