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Japanese Medieval History and Literature
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金沢文庫企画展「陰陽道×密教」
重陽の日、金沢文庫で標記の企画展を見学してきました。
展示室に入るとすぐ式盤と呼ばれる密教の道具を模式的に再現したものがあってこれが紙製なんですが、ダキニ天を始めとして全面に描かれたイラストが楽しかったです。
毎回子供(あるいは大きなおともだち)向けに作られているリーフレットの裏にも展開図が描かれていますのでペーパークラフトを作って遊べるという芸の細かさ。
もしかすると今回最大の目玉はこれかもしれません。
潅頂や修法のやり方を書き残した文書など、読める人には垂涎ものなのでしょうが、
普通の古文書と比べて「いつ、誰が、どこで、なんのために書いた」ということがわからないのでちょっととっつきにくい部分があるかな…という気がしないことも。
そのかわり上記のように式盤モデルを作ってみたり、説明書き「同じ図案でも人によって巧拙がある」(下手な人もいるってことです)と突っ込んでみたりと遊び心に溢れた楽しい展示でした。
私がこの日に文庫に行った主な目的は講談社新書メチエの『陰陽道−呪術と鬼神の世界』を書かれた鈴木一馨氏の講座を聞くこと。
上掲書を読んだときにも感じたことですが、陰陽道というものに対して持っていた先入観が次々に覆されるエキサイティングなお話でした。そちらの感想はそのうち自分のブログにでも書こうと思います。
次回の特別展「鎌倉北条氏の興亡」がこの板的には目玉なのでそちらに目がゆきがちですが今回の展示も楽しかったです。お勧めです。
http://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/bunko/tenjiannai.htm
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