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Japanese Medieval History and Literature
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モンゴルの桜
小太郎さん
『瑠璃の翼』、さきほど、読了しました。
野口雄二郎は収容所で亡くなり、一昨年、遺骨が帰ってきたそうです。
ノモンハンという名がラマ僧の階級を意味する言葉とは、はじめて知りました。また、
飛行機にはじめて機関銃を装着したのは、全仏オープンのテニス・コートに名を残す
ローラン・ギャロスというパイロットだった、とは驚きました。
稲妻戦隊の主力戦闘機97式は中島飛行機製で、あの時代、翼面積荷重がずば抜けて軽く、
空中で六方が踏めたそうです。勧進帳の弁慶のようですが、戦闘機について、こういう表現
ははじめて知りました。
稲妻戦隊の撃墜のエースは、敵機撃墜後、近くに着陸し、草原に咲く白い花で敵兵の屍を覆
い尽くした、という描写がありました。
「うん。なんだか寒そうな飛行服に木靴を履いててね。墜落のはずみで青い両眼が飛び出
しちまってねーあんなところで醜い屍をさらして、敵味方の空中戦を毎日見あげているのは
さぞつらかろうと思って花をかぶせてやった・・・それだけだよ」
白い花は草原の地名からホロンバイル桜と呼ばれ・・・この詩人肌で音楽通の撃墜王が戦死
したのは、東郷駐ソ大使とモロトフとの間で停戦交渉が妥結した日だったそうです。
引用サイトの主人「ほあぐら」さんは、石造建造物に造詣の深い人なんですね。西欧の
ロマネスク様式と鎌倉期の宝篋印塔と・・・興味深い美意識です。
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