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Japanese Medieval History and Literature
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琴の空音
むらじさん
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9E%82%E4%BB%81%E5%A4%A9%E7%9A%87
脚萎え(?)の話で思い出すのは、池で舟遊中、白鳥の鳴き声を聞いてはじめて言葉を
発した、という誉津別王の啞の話ですね。ホムツワケは垂仁の長男ですが、皇位は
異腹の三男(景行)に行くのですね。ホムツワケの母(狭穂姫)は、兄(狭穂彦)に殉じて
焼死します。
後深草の脚萎えが治る理由は、嘘のような話と云うか(たぶん嘘だと思いますが)、
きわめて異常で、記紀との類似性が有るような気もしますね。『増鏡』の作者ともなれば、
記紀など大略暗記してるはずで、後深草の身体描写に何かを暗示したのかもしれぬ、と
いう感じもしてきますね。肉体的コンプレックスが政治や恋愛に及ぼした影響如何?
閑院内裏の焼亡がなければ、つまり、脚萎えのままであれば、践も登もできぬから、
践祚登極はなかったろう、というような意趣含みの表現といいますか・・・。
以上のような言い方は、今日、憚りがありますが、あえて書いてみました。
畏るべき諸橋大漢和に拠りますと(巻四の1118頁)。
? 安んじ和らぐさま。
(左氏、昭公、十二年)祈招之○○、式昭徳音。
祈招の○○として、式、徳音をあきらかにす(私訓)
? 和らぎ悦ぶさま。
(文選、琴賦) ○○琴徳、不可測兮。
○○の琴徳たるや、測るべからず、ああ(私訓)
? 奥深く静かなさま。
(胡茄) 空断腸兮思○○。
空しく腸を断つ、ああ、思い○○(私訓)
? 沈黙のさま。
(唐書、杜譲能傳) 朕不能○○度日。
朕、○○として日を度るあたわず(私訓)
玄輝門院は、不吉な?と?ではなく、?か?の佳例に拠るのでしょうね。
西園寺家は音楽の家だから、琴の徳の音は、平仄があっていますね。
『中世しぐれ草紙』には、久我内大臣頼忠とか、執権北条高敏とか、西園寺入道相国実道
とか、小倉山帝とか、音羽上皇とか・・・面妖な貴顕が色々登場します。
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