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Japanese Medieval History and Literature

185筆綾丸:2007/08/19(日) 17:31:19
大女と小男
釈由美子が好きさん
玄輝門院の名を漢和辞典でみますと、左伝や文選や後漢書に用例があり、奥深く静かで
安らかな様とあり、音としては、イン・アン・オン、訓としては、よし、などとあり
ます。女院の御名は、父ちゃんの実雄を、さねお、と訓むとするならば、さねこ、と訓
じたのではあるまいか、そうなれば、こねこ、の友達になれる、などと妄想しました。

小太郎さん
His Majesty の「Is anybody here?」という御下問には、「Someone in.」と答える
のがエチケットかと思いますが、 Lady Genki はいきなり羽交い締めにしたわけですね。
この描写から推量できることは、Lady Genki は大女で、His Majesty は小男であった
可能性がなきにしもあらず、ということでしょうか。

http://www.nikkei-bookdirect.com/bookdirect/item.php?did=17077
さきほど、高橋昌男『中世しぐれ草紙』(日経出版2007年6月)という歴史小説を読み
ました。
14世紀初頭の洛中洛外が舞台で、大覚寺党と持明院党の対立抗争を描いたものです。前者
は権中納言洞院宗秀を首領とした秘密結社(暗殺団)を組織し、後者は検非違使別当坊門
道平を首領とした秘密結社(暗殺団)を組織し、相互に暗殺を繰り返す中に、権大納言
正親町公継の娘(しぐれ姫)と前近衛大将菊亭季治の忘れ形見(瓜生丸)の悲恋を配し
・・・というような話で、随所に?という感じでしたが、最後には驚きました。
持明院党の松尾帝が譲位し、大覚寺党の笠置帝が即位したが、この笠置帝とは幕府の将軍職
にあった守顕親王で・・・ときます。あの時代の政治史として、将軍から天皇へという栄達
の道(?)は可能性としてゼロであって、こういう設定は夢物語としても不可能だろう、と
思いました。




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