したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

Japanese Medieval History and Literature

156筆綾丸:2007/08/06(月) 19:46:55
北畠親房の墓
四方田犬彦氏の『先生とわたし』(新潮社2007年6月)
明治の文豪の小説の中の題名のようだな、と思いながら買って、由良君美とは何者だろう、
と繰ってみると・・・。

「由良家は奈良市丹生町にある丹生神社の神官の家系である。丹生神社は他にも松阪を
はじめ近畿の各地にあるので、これは大柳生の丹生と最初に断っておきたい。(中略)
由良家はもとより南朝の遺臣の血を引く家柄で、漢文で記された『南朝編年記略』が
家伝として伝えられてあった」(100頁〜)
「(神宮皇學館学長の山田孝雄と由良君美の父哲次は)南朝の歴史思想家であった北畠
親房の事跡を探求することに、強い情熱を抱いていたのである。南朝崩壊の混乱のなかで、
この人物の墳墓は行方が定かでなくなり、数百年の歳月が流れていた。国体の尊厳と価値
を顕彰するためには、ぜひともこの始原の地を見定めなければならない。古神道に明るか
った哲次は講義の合間を縫って神宮文庫に希書を探索し、夜ともなれば山田と古文の輪講
を続けた。歴史哲学者と国文法学者は大和川の周辺をくまなく調べあげ、その努力のかい
もあって大和宇陀郡福西荘址に親房の墓所を発掘することに成功したという」(114頁)
橿原考古学研究所由良大和古代文化研究所基金は、由良哲次が設立したものなのですね
(133頁)

kariさま
塩浜のこと、ありがとうございます。
朝日の『吾妻鏡』訓読文、私も常々、変だなと思うところがありました。

釈由美子が好きさん
ご自愛くださいませ。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板