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システムとマンパワー 戦略的勝利と戦術的勝利

7:2020/09/07(月) 09:09:46
ところで、1918以後のドイツでも皇帝、首相、参謀総長の「権力の三角形システム」が存在しなかったわけではない。
ビスマルク以後も、これらの役職は以前も以後も変わらず存在していたが、これが「システム」として機能しえるかどうかは
それを「システム」として認識しえる人間がいて初めて存在するのであるし、そもそも、ビスマルクの世代は、「システム」を意識して行動していたわけではなく、
皇帝ウィルヘルム1世、首相ビスマルク、参謀総長大モルトケの三者の個性や才能が拮抗した結果、システムのような動きをしていただけで、システムが客観的に存在していたかどうかは不明である。
しかし、この三者は「システマティック」に動いたということは言えるだろう。
ビスマルクは首相の権限の範囲内で行動したし、大モルトケも政治には口を挟まなかった。
そして皇帝ウィルヘルム1世は、部下を統制し、大局を見る君主としての役割を果たした。


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